全国教研に参加して
太田小学校分会 鶴田 淳
滋賀県は何度か来る機会がありましたが、今回は琵琶湖南端の都市大津市周辺は初めて訪れるところでした。また、新幹線にも久しぶりに乗ることができましたので、ちょっとした旅行気分を味わうこともできました。
開会式では三千人ほどの参加があり、アトラクションではロックバンド「ジェリービーンズ」の演奏がありました。以前の集会から比べると雰囲気も変わってきたなと感じました。記念講演では、リヒテルズ直子氏のオランダ教育事情についてのお話でした。国策としての教育をどう捉えるかという点については、私たち現場の教師にとって大切な点もありましたし、日本の将来が心配になる話しでもあり、我が国のリーダーにも聞いてもらいたい内容でした。
午後は各分科会に分かれ報告討議がなされました。私たちの参加する会場は、琵琶湖の対岸の野洲市にあるということで、全体会会場から船で渡るという“おまけ”がつきました。琵琶湖の雄大さを肌で感じることができました。私は第15分科会「国際連帯の教育」に参加しました。13のレポートの中に宝泉小分会小林先生の実践「外国籍生徒のための進路ガイダンス」の発表があり、3日目の午前中までそれぞれの討議がなされました。
時間の合間をみて野洲市の隣、近江八幡市を視察しました。古い街並みを歩いたり、八幡山に登ったりできました。僅かですが近江商人の歴史や文化に触れることができました。また来られることを願って帰路に着きました。
全国レベルの集会に参加する機会をいただき、県教組の役員さんにも感謝いたします。今後もより多くの方々に参加してもらいたいと思います。