昨日の上毛新聞 「職員給与7年ぶり増 総合的見直し、2市のみ」
昨日の上毛新聞「職員給与7年ぶり増 総合的見直し、2市のみ」ですが、タイトルだけ見ると誤解されますね。総務省の思惑含みのタイトルというか・・・。春闘や統一地方選前のこの時期に、というのも…。
極端に短く説明すれば、「国家公務員は、基本給の安い券の水準に合わせて、給与の高いところに行ったら地域手当で差を埋めるよ」「地方公務員も国家公務員準拠だから基本給を下げなさいよ」ということです。
しかし、基本給の引き下げは基本給から計算する各種手当ての減額でもありますし、かなり減った退職金の減額でもあります。
総合的見直し は 現在の給与表になった数年前の(つまりある年代以上はあれ以来昇給が止まったままの)給与構造改革が「いい具合にできたよ」と人事院・人事委員会の調査で言われた翌年また急に出てきたものです。色々政治がらみのにおいのある結果ありきでできた計算的でもあります。
きちんとものを申さないと、どんどん「世論」を味方に公務員給与が減額されてしまいます。
そして、ものを申しにくい雰囲気作りがなされているのも困りもの。弱者の団結をうまい具合に切り、お互いがお互いを監視したたき合う情勢。先輩方の言葉を借りれば、「分断化」が進んでいるようです。「漁夫の利」がどこに転がり込む構造になっているのか、みんなの協力が大切です。
文責 長山