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2018年3月20日 (火)

今回の「こんにちは市長です」の転記です。

オリジナルはこちら

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「3月10日号」の続き。
何でも一律にしたいという癖はこの国にはある。
4月に入学する子どもたちの国語の授業は「さいた さいた さくらがさいた」で始まる。
鹿児島の桜は散って、稚内には雪が残るのに日本中どこでも「さくらはさいた」である。
桜が散ろうが、つぼみだろうが頓着せずにみんな一緒に学ぶ。
部活の話も全国一斉に文部科学省から県を通って市におりてくる。
働き方改革が波及して学校の先生の時間的な課長負担が取り上げられ、中学生も高校生も、運動が好きな子も嫌いな子もみんな一斉に週2日間は部活禁止、しかも平日2時間以上やったらいけないぞ!と国から命令がくる。
スポーツが大好きな若者たちからスポーツ力を奪っていくことになり、これはまずい。
平昌でメダルを取った子はみんな若い。スポーツする時間を制限することになったらメダルは届かないだろう。
東京オリンピックで活躍する選手に時間制限はありえない。大丈夫なんですか
▼勉強が好きな子だっている。運動が好きな子だっている。
小学生の時はまだお母さんなど周りの人の影響を強く受けるけれど、だんだん自立心がついてくればもっと上を目指したくなる。
「やりたい」というチャンスに手を貸すのが教育には必要なことだ。先生だって自分の教え子たちが優勝でもすれば飛び上がって喜ぶ、きっと喜ぶ。
「残業代が…」そろばん片手にぶつぶつ言うはずがない。
「やりたい」を制限したら部活は確実に弱体化する。結果、部員が足らなくなって消えていく。アスリートを支える底辺のスポーツ人口が薄くなっていく。
▼「おおたスポーツアカデミー」はこんな時代がくる、と思ってつくった。子どもたちをもっとはじけさせましょうよ。

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