2012年1月20日 (金)

DVD

現在支部にある大量のビデオテープをちまちまとDVD化しています。

1990年~95年頃を中心として集めたようですが、経年変化が心配ですので…。

しかし、あくまでもビデオのバックアップとしてのDVD化です。画質には期待が出来ませんが、気軽に視聴できるのはないでしょうか? 関連記事

おおた子ども文化研究所」のページにも順次掲載していきますので時々ご参照下さい。
以下DVD化したもの。

まずは、予想通りの平和関係

タイトル - 種類 - 分 
象のいない動物園 -  カラー・アニメ  - 80 
対馬丸~さようなら沖縄 -  カラー・アニメ  - 75 
うしろの正面だあれ -  カラー・アニメ   
黒い雨にうたれて  - カラー・アニメ   
ヒロシマに一番電車が走った -  カラー・アニメ -  30 
アンネの日記  - カラー・アニメ   
風が吹くとき  - カラー・アニメ   
ヒロシマ 白黒   
黒い雨 白黒   
ヒロシマから子ども達へ「ヒバクシャ」     
ヒロシマから子ども達へ「ヒロシマ」     
ヒロシマから子ども達へ「炎の中にゲンバクを見た」     
丸木美術館 総合編 - (美術館紹介) スライドをDVD化 - 25 
丸木美術館 児童用 - (原爆の図) スライドをDVD化  - 15 
核戦争後の地球「地球炎上」(NHKスペシャル)     
核戦争後の地球「地球凍結」(NHKスペシャル)     
ライヤンツーリーのうた - カラー・アニメ   

その他

タイトル - 種類 - 分 
ここに泉あり - 白黒   
人間の壁 - 白黒   
未来少年コナン1~7巻 - カラー・アニメ   
セロ弾きのゴーシュ - カラー・アニメ   
銀河鉄道の夜 - カラー・アニメ   
ねこひきのオルオラネ - カラー・アニメ   
平成たぬき合戦ぽんぽこ - カラー・アニメ   
ドラえもん のび太の恐竜 - カラー・アニメ   
ドラえもん のび太の宇宙開拓史 - カラー・アニメ   
ドラえもん のび太の海底奇岩城 - カラー・アニメ   
ドラえもん のび太の大魔境 - カラー・アニメ   
ドラえもん のび太と竜の騎士 - カラー・アニメ   
IMAGINE THE FILM - カラー - 60 
ゆきゆきて神軍 - カラー・ドキュメント  

                文責 長山

あるHDDレコーダー付きゲーム機でDVD化しているんですが、これっちっぽでレコーダーの調子が悪くなってしまいました。ヤワである(;_;)

2011年12月25日 (日)

青年部 沖縄ツアー

先ほど旅立ちました。

太田発午前1時。

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自分は見送りでした(;_;)

             文責 長山

2011年12月 8日 (木)

12月8日

今朝のNHKのラジオ番組、オープニング

「おはようございます。今日は12月8日、12月8日と言えば、ジョンレノンの・・・」

と始まる。

それが一番かぁ。

まぁ、自分も大ファンですけど。

                   文責 長山

2011年11月30日 (水)

幻の映画

 今日のNHKニュースで紹介された幻の映画「ヒロシマ」、何の偶然か、昨日リストアップした一覧(278)にもあるように、ビデオが太田支部にあります。
 16ミリフィルムのほうがいい場合は県教組本部までどうぞ。そっちの方がまれかもしれませんが・・・。

    文責 長山

2011年11月29日 (火)

おおた子ども教育文化研究所

 ホームページの上にもリンクがありますが、大田教育会館内には「おおた子ども教育文化研究所」というものがあります。
 「親子映画」と言えば、往年の方は(^^;)わかるかもしれませんね。
 子ども達の健やかな成長のためにできることを、というものです。
 教職員組合ですので、平和教育なんていうのも思い浮かびます。今回は余談ですが、現在の教育課程の中でちょっとないがしろにされている部分でもあると思います。なんだか激しい組合の中には激しい平和教育というものあって、批判の的にされているようですが、あえていいます。

なんで「平和を考える」と口に出すことがはばかられる世の中になってしまったのでしょうか?

 で、それは置いておいて・・・(^_^;

 おおた子ども教育文化研究所では蔵書やビデオがたくさんあります。もちろん平和教育のものもあるので活用して欲しいですが、そればかりではなく、授業で使えるもの、教員自身の学習として参考になるもの、余暇として楽しめるもの・・・・。
 ただし、もう古くなっているものも多いです。そもそもビデオテープですし・・・。しかし、この資産をうまく活用できるよう工夫も始めていますので、ぜひ支部(太田教育会館)におこしください。
 まずは400本以上あるビデオの整理・インデクスづくりを始めました。参考にこのブログに載せておきます。まずは100本

整理番号 タイトル

1 未来少年コナン1
2 未来少年コナン2
3 未来少年コナン3
4 未来少年コナン4
5 未来少年コナン5
6 未来少年コナン6
7 未来少年コナン7
8 ムーミン谷の彗星
9 ドラえもん いきもの大探検
10 ドラえもん 地球大探検
11 ドラえもん 人物大探検
12 ドラえもんスペシャル のび太の海底ハイキング
13
14 ドラえもん のび太の大魔境
15 ドラえもん のび太とアニマル惑星
16 ドラえもん のび太のドラビアンナイト
17
18 ドラえもん のび太の宇宙開拓史
19 ドラえもん のび太の恐竜
20 おばけのホーリー 僕がお化けのホーリーだ
21 おばけのホーリー ホーリーの誕生日
22 おばけのホーリー ホーリー遊園地へ行く
23 おばけのホーリー バケバケバーで100点満点
24 おばけのホーリー ホーリーといじわる魔女
25 ダンボ
26 ふしぎの国のアリス
27 ピーターパン
28 リトル・マーメイド
29 リトル・マーメイド
30 ミッキーのクリスマスキャロル
31 ミッキーと仲良しプルート
32 ミッキーとミニー
33 ドナルドとデイジー
34 ドナルドとおとぼけグーフィー
35
36 プーさんとはちみつ
37 プーさんのきらきら星
38 ホリデイ・グーフィー
39 ぞうのババール物語 ちいさなババール
40 ぞうのババール物語 ババールアメリカへ行く
41 イカやタコには足がない!?
42 ムツゴロウは水が嫌い!?
43 タツノオトシゴって本当に魚?
44 カニ・エビあわせて足何本?
45 ヤドカリってなぜ宿がいるの?
46 どちらが本物?海のサギ師たち
47 武器は何?海の小さな殺し屋たち
48 何が得意?一緒に暮らす敵・味方
49 清流の貴族 アユ
50 渓谷に踊るイワナ・ヤマメ
51 ジャングル大帝Vol.1
52 ジャングル大帝Vol.2
53 ジャングル大帝Vol.3
54 ジャングル大帝Vol.4
55 鉄腕アトムVol.1
56 鉄腕アトムVol/2
57 ファンタジア
58 となりのトトロ
59 となりのトトロ
60 平成狸合戦ぽんぽこ
61 魔女の宅急便
62 風の谷のナウシカ
63 天空の城ラピュタ
64 火垂るの墓
65 セロ弾きのゴーシュ
66
67 おもひでぽろぽろ
68 うしろの正面だあれ
69 ねこひきのオルオラネ
70 母をたずねて三千里
71
72
73
74 アルプスの少女ハイジ アルムの山
75 アルプスの少女ハイジ ハイジとクララ
76 ホタルかがやく
77
78 ごんぎつね/さるじぞう
79 アニメにこにこぷん
80 アニメにこにこぷん
81 アニメにこにこぷん
82 アニメにこにこぷん
83 アニメにこにこぷん
84 アニメにこにこぷん
85 アニメにこにこぷん
86 アニメにこにこぷん
87 アニメにこにこぷん
88 アニメにこにこぷん
89
90 きかんしゃトーマス12 パーシーとこうずい
91 きかんしゃトーマス13 トーマスとパーシーとりゅう
92 新とむとジェリー1
93 キャプテン1
94
95 天使の贈り物
96 走れメロス
97 世界絵本箱 レオ・レオニ
98 幻の魚 ヒメマス・イトウ
99 虫の王様「カブトムシ」
100 小さな猛獣たち
101 野山の人気者たち
102 水辺のスターたち
103 小さな楽師たち
104 戦士たちの城づくり
105 幼虫たちのタイムカプセル
106 虫の忍者たち・秘伝公開!!
107 ひょっこりひょうたんじま1
108 ひょっこりひょうたんじま2
109 ひょっこりひょうたんじま3
110 花さき山
111 モチモチの木
112 てぶくろを買いに
113 ごんぎつね
114 いっすん法師/つるの恩返し
115 金太郎/おむすびころりん
116 はなさかじいさん/かぐや姫
117 さるかに合戦/天狗の羽うちわ
118 かちかち山/やまんばと牛かた
119 ぶんぶく茶釜/はちかつぎ姫
120 こぶとりじいさん/ものぐさ太郎
121 うらしま太郎/ねずみの嫁入り
122 したきりすずめ/ちから太郎
123 もも太郎/かさじぞう
124 三びきの子ぶた/アラジンとまほうのランプ
125 ヘンゼルとグレーテル/幸福の王子
126 赤ずきんちゃん/町のねずみといなかのねずみ
127 フランダースの犬/おおかみと七ひきの子やぎ
128 マッチうりの少女/はだかの王様
129 ガリバー旅行記/にんぎょ姫
130 長ぐつをはいたねこ/おやゆび姫
131 しらゆき姫/みにくいあひるの子
132 ジャックとまめの木/アリババと四十にんの盗賊
133 シンデレラ/おおかみと少年
134 ひとりでできるもん!
135 ひとりでできるもん!
136 ひとりでできるもん!
137 ひとりでできるもん!
138 ひとりでできるもん!
139 ひとりでできるもん!

274 こどもたちへ いのちと愛のメッセージ

278 ひろしま
319 キティー アウシュビッツに帰る

388 成長する心とからだ 上
388 成長する心とからだ 下

340 猫は生きている
341 100ばんめのさる
342 煙突屋ペロー

345 アンネの日記
346 シンドラーのリスト 上
347 シンドラーのリスト 下
348 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼

                         文責 長山

2011年10月30日 (日)

親子映画

学校では指導主事訪問、組合活動では、給与や勤務条件の交渉と何かと忙しい2学期ですが、「親子映画の歴史」の第40回(1987年)以降の詳細をアップしてみました。
当時を知らないので、「こっちの方じゃない」というのがあるかもしれません。
ぜひお知り合いの方も含めてチャックしていただけるとありがたいです。

 上のメニューから、「おおた子ども教育文化研究所」→これまでの親子映画

       文責 長山

PS こうしてまとめてみると、色々ないい映画、上映してますね。アンコール上映なんて言うのもありまもしれませんね。

2011年10月22日 (土)

平和集会

原爆の日、終戦記念日。

平和を考える日というのがあります。

開戦の日、太田の爆撃の日。

以前にも書きましたが、「平和」と訴えるだけで白い目で見る人がいる昨今、なんだかへんだなぁと。

さて、横須賀です。原子力空母です。
月日が経つと「当たり前」となってしまうのは悲しいことです。既成事実・・・。

20111022_1__400


しかし、何でこの時期なんだろ?

2011年9月 8日 (木)

やっぱり会って話してみよう

先日、ある日本にある外国人学校の先生方と交流をもつ機会がありました。

色々考えさせられますね。

人伝え、メディア伝えではなく、自分自身があって話しをするって大切ですね。

群馬にはブラジル人学校やら朝鮮人学校やら色々な学校がありますからね。子どもたちを主軸として考えたいですね。

    文責 長山

2011年8月27日 (土)

災害復興ボランティア2陣 その1 (写真は県教組HPにて)

8月23日(火)   (参考:県教組HPはこちら)

 朝、遠野は雨が降っています。今日の作業は釜石。沿岸部の天気はどうでしょうか?

 7時50分に宿を出て、釜石のボランティアセンター(ボラセン)へは9時過ぎに着きました.。
 市、というだけあって、昨日よりもシステマチックです。範囲も大きく、ボランティアに訪れる人数も多いのでこうでないとやっていけないのでしょう。
 受付をします。昨日もそうでしたが、団体で行っているので事前に訪問日と人数を登録しています。
 今日の作業は「ガレキの分別」です。
 ボラセンで鉄板入り中敷きなどを借り、現場に向かいます。
 
作業場所は釜石市立唐丹小学校校庭。





 体育館、全部がボロボロです。つまり、体育館全体を津波が襲ったということです。
 体育館のすぐ隣には堤防。その堤防も海からは10m以上あります。自分だったら、のんきに堤防の上から眺めていたかもしれません。その堤防のさらに10m以上上まで津波が・・・。

 作業の注意を受けます。「地震が来たり、津波警報が出た場合はここからひたすら上に行ってください。車での避難は経路も長く、走っての方がいいです」

 ガレキの分別、と言っても今日の作業は「グラウンドの石拾い」でした。
 「津波に流されていない校庭のほとんどは仮設住宅が建てられ、子どもたちの遊び場がない。どうにかしてのびのび運動のできるグラウンドをつくりたい」
 石拾いなら得意です!毎年やってますから。

 ひたすら石拾いです。
 しかし、石で平らにした校庭で石拾いをしているような、終わりの見えないこの作業、他に15人くらいの方々も黙々と作業をしています。子どもたちの歓声を想像しながら。

 昼休み、子どもたちが逃げたという高台の神社の方へ行って見ました。
 地元の元お姉様とお話ができました。
 「まさか、こんな所まで来るとは」「2度目の波の恐ろしかったこと」「下の平らなところはみんな持って行かれた」

写真左の黒い屋根の家が、その方のおうちです。左に唐丹小の校舎が見えます。

午後の作業は、

石拾いです。

 終了時刻に近づくと、これでなかなかきれいになりました。
 ボランティアセンターに戻り、用具を返却。
 ボランティアセンターの窓には「ボランティア作業、お申し付けください」というポスターが。
 この後見る、大船渡や陸前高田でも感じたことだですが、まだまだやるべきことがたくさんあるのでは?なんて考えてしまいますが、ボランティアというのはひょっとしたら「ハチドリのひとしずく」なのかもしれません。
大きく派手なことではないけれど、数が集まり、時間をかけ、振り返ってみればいかに多くのことを成し遂げられているのか。
 今日の石拾いはまさにそんなことを象徴するような作業だったのかもしれません。


 今回のボランティアの帰りすがら、大船渡と陸前高田を通りました。

 筆舌に尽くしがたし。

 これだけ映像が伝えられる世の中になりましたが、テレビや写真からは分からないものがあります。
 はじめの頃は、においや様々なものが作り上げる空気感のようなものだったでしょう。
 5カ月経った今、においを感じることはなくても、うずたかく積み上げられた瓦礫の山の存在感、見上げるようなビルの上までも破壊し尽くされ、見渡す限り灰燼に帰しているようなスケール感。
 圧倒的です。

命の大切さ。自然の恵みと恐怖。不屈の精神。絆の尊さ。

今、我々教職員自身が何か大きなバトンを受け取った気がします。











おまけ
・作業後のお風呂と夕食は平泉のホテルで。中尊寺までほんの少し。
 でも浮かれている場合じゃないよ。すぐ帰ります。
・途中から、仙台発前橋行きの高速バスとほぼ併走。大型バスにお客は16人だそうで・・・。
 皆様、お疲れ様でした。たぶん、何よりも辛い作業はこの行き帰りのマイクロバスの座席に座っていたことかも…。

2011年8月22日 (月)

災害復興ボランティアに参加しています 現地より その1

8月21日(日)
 雨模様の中、前橋を21:30に出発
 今回は高崎駅で学校生協のTさんを乗せ、高崎総支部、東毛総支部と回る。邑楽支部に着いたのは23:40。ちょっと予定よりも遅れたけれど、ここからは高速道路を一晩かけて。焦る必要はなし。安全第一。
 ちなみに「安全第一」なら第二は?
  たしはそれに続くのは、品質第二、生産第三、だったと思います。品質以上に安全が大事、ということですね。

 雨の高速道路の運転は気を遣います。心ないトラッカーのせいで東北道無料化は今月いっぱいだそうですが、真面目な方々が多く東北へ物資を運んでいます。今回のマイクロバスも無料です。トラックはほぼ80km/hで北上。その後についていくとほぼ一定のペースで走れます。2時間おきのドライバー交代でこちらも走り続けます。

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8月22日(月)
 1:30を過ぎると参加者の皆さん、静かに寝入ってきたようです。狭い車内、申し訳なく思います。自分は必要十分な空間のある運転席なもので・・・。
 花巻にPAに朝6時頃着。朝食や帽子・手袋などの作業グッズ、今晩の部屋割りやボランティアの手引きなどを参加者に配布。
 朝食は出かけに積んだ太巻き寿司やおいなりさん。朝食を食べながら書記長よりボランティアを行う上での注意点などが説明される。
 遠野・釜石経由で大槌へ。釜石の災害ボランティアセンターは8月8日から月曜定休となったので、大槌の災害ボランティアセンターへ向かいます。道路の脇には「声援ありがとう」などのメッセージがあちこちに。なんだか逆に申し訳ない気持ちに。

 釜石市街。あの、映像の町並みの中を走ります。丘の上から撮影された、釜石の市内を飲み込む津波の映像。あそこに映っっていたあの建物の中を走っています。
 建物の形はあります。映像で見た、ビルの上の様子はそのままです。あの震災から5ヶ月以上。地面部分はきっとがれきの山で覆われていたのでしょうが、ほとんど片付けられており、車もすんなり通れます。
 しかし、所々今もなお点灯することのない信号機、1~4階部分をえぐられた建物・・・。
 ありきたりの言葉ですが、ここは現実世界です。

 そして大槌へ。途中、鵜住居。あの釜石東中学校の生徒たちが避難した石材店の脇を通ります。


 大槌市内


 「その光景を見て涙が出てきた」
 よくあるそんなフレーズを疑っていた。テレビの向こうの世界を、後からのこのこ出かけていって、さも自分も被害者だったかのような・・・。

 地震。津波。火災。

 所々に建つ建物。

 そして、3月11日以前の町並みが、ドライバーの自分の目の中の現実の上に、仮想現実の半透明状に描き映される。
 このまるで平面の土地に、立体的な、リアルな「街」があった。
 ナビゲーションのモニターには、左手に郵便局、その先の右にはガソリンスタンド、そして信号機の交差点・・・
 運転しながら、自然と涙がこぼれてくる。
 初めて来る場所なのに。あの恐怖の瞬間なんて、これっぽっちも体験してはいないのに。


 大槌小学校だった焼けた校舎の先の道を曲がる。その校舎の2階部分には新しい窓。町役場の機能がここにあるそうだ。
 細い道を上がっていくと、大槌町災害ボランティアセンター。社会福祉協議会のプレハブとL字に並んでいる。
 我々以外にも数多くのボランティア参加希望者が。しかしあいにくの雨。こちらにとってあいにく、なのではなく、受け入れてくれる方々に余分な配慮をさせてしまうようで申し訳ない。
 今日の仕事は「菜の花プロジェクト」。川の堤を菜の花で覆うプロジェクト。そのための土おこしや草刈りなど。確かに人足は必要そうです。
 災害ボランティアセンターは津波対策か山の斜面の狭いところにあるため、いったん下の「サテライト」センターへ。そこでカッパを着込み、ボランティア活動用のワッペンを貼り、他の参加者と一緒に作業場所へ向かうため待機します。
 菜の花プロジェクト以外の作業もあるようで、その人たちはどんどんと現場に向かっていきます。取り残された感じ?でちょっと寂しい感じに。隣の神奈川県警のパトカーの人たちと目が合います。彼らも警察として派遣されてきているのでしょうか?
 しばらくして係の人の先導で他の団体のバスと共に現場に向かいます。先ほど通った小学校よりも先へ。
 現場に着くも雨はより本格的に。いったん大槌中の体育館へ。

 卒業式準備のまま?ステージには旗がそのまま。
 体育館アリーナはめくり上がったまま。壁の、ほぼ1階天井と同じ高さに汚れた線。止まった時計は地震のその時間。でもこれは後からその時間にセットしておいたのかな?

 さて、今回の作業「菜の花プロジェクト」なぜこんな作業をするのか、地震当日の状況から説明していただきました。
 たぶんこれまでに何十回となく同じ話をしてきたであろうに、やはり話の途中で涙する担当の方。
 生の体験、生の声、重みが違います。
 そして作業開始です。自分はバスの中に仮眠に行ってしまいましたが、トラックから肥料を降ろし、土手にまき、歩く場所を確保し、種をまく。
 受け入れてくれる方々の苦労も感じられます。毎日「勝手に」やってくる人々のために、わざわざ作業・用具・人を用意し、待っていてくれる。そんなことおくびにも出しませんが、地元の人にとってもボランティアというのは色々と負担をかけているのかもしれません。

 午前の作業が終わり、花巻からの道中で購入したおにぎりとソーセージをほおばる昼食。午後の作業は実質的に中止です。13時になり作業開始時間からは、隣で作業をしていた川の清掃作業、自然環境の再生プロジェクトのお話をききました。高校生くらいの女の子?重いヘドロを運ぶ作業をしていました。その脇で我々は引き上げです。ボランティア参加者の安全等を考え、現場での勝手な融通等はありません。複雑な思いです。

 作業が早く終わったので大槌町内、「釜石の奇跡」の現場、釜石市街の視察です。がれきや残った建物の撤去はどんどん進んでいます。街がより平面に近づいていきます。
 そしてそれに反比例して、がれきの集積場は信じられないくらいの高さになっていきます。3階に車が刺さったままの釜石東中学校。今ではその車もなかなか見ることが出来ないくらい高く周辺にはがれきが積み上げられています。
 釜石市街は上に書いたようですが、ふと角を曲がると、そこは何の被害もなかった街並み。
 この差は何なのでしょう?
 今回の震災復興を戦後復興にたとえる人がいます。
 しかし、当時はどこも焼け野原。国民のほとんどが、国土のほとんどが似たような状態だったはずです。
 今回は、周りの私たちが、当該者意識を持ち続け、「絆」を継続させる必要があるのでしょう。

 夜は遠野で宿泊です。前回の、群馬県教組などから電子ピアノ20台を岩手の小中学校へ、或いはボランティアセンターへミネラルウォーター1万本、そんな段取りを皆引き受けてくださった岩手県教職員組合の書記長が宿舎へ陣中見舞いに来てくださいました。
 組合とは、こんな人と人とのつながり、なんですね。

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