前橋市で行われた人権学習会「子どもの貧困 子どもの人権について考える」に参加してきました。
OECD中、日本の子どもの相対的貧困率の高さ、公的教育費の割合の低さ、教育費の高さが貧困の再生産を生んでいる、というのはもはや周知の事実なわけですが、これは教育の問題だけではなく、労働政策の問題でもある。
との指摘。確かに現場で感じるのは、家庭の収入の寡多もそうですが、例えば18時から翌朝8時半、そして土日に子どもの面倒を見られる家庭かどうか、そんな働き方ができる家庭かどうか、というのはとても重要ではないでしょうか?
振り返って我々教職員はどうですか?
「各種教員の子どもは気持ちが不安定な子も多い」というのも現場で感じることです。
全ての子どもが安心して過ごせる大人の働き方。真に労働政策の問題ですね。
本日の、連合太田「ふれあいフェスティバルin太田」、大変暑い中、来てくれた多くのみなさんも、休み返上でイベントを行ってくれた教職員のみなさんもご苦労様でした。
今年は小学生や保育園生のチャレンジが多かったですね。
大人の方は、体力測定の結果、ショックを受けている方が多かったようです・・・(^_^;
開会式では太田市長も挨拶。カンケンプラザ(太田韮川地区)遊び広場、市が補助を出して激安にするそうです。保育園で行くと激安で利用できましたが、熱い(この字の方があてはまる)夏や、雨の日のお出かけには良さそうです。... また、県議の黒沢さんやあべともよさん、市議の八木田さんや久保田さん、長谷川かいちさんも駆けつけてくれました。
隣の三菱電機労組。係は多分みんな20代。こうやって若いうちに組合活動しつつ、会社や社会について学び考え、ベテランになっていくのですね。
お掃除ユニット群馬CLEAR'S イベント終了後会場のゴミ拾いをしていました。
教務主任と世間話
「最近教育実習は実技教科ばかり。5教科の教育実習なんてないね」
「免許更新制のせいですかねぇ?経済学部や理系の大学生で、社会や数学の免許、とりあえず取っておくか、という人が多かったかもしれなかったけれど、今じゃわざわざ取る価値なし、なんでしょうね」
6月2日の支部総会、堀越けいにん氏も来てくれます。こんな現場の状況も語り合えるかな?
先週は初任研・5年研、さらに太田市の2年研・3年研もあったのかな?
今回は当事者の話しではなく、指導教諭への研修での話し。
「とにかく辞めさせないように」
なんて話があったとか、なかったとか。
「組合」的ではない意見を書いてしまいます。
単純な話しではないでしょうから一刀両断では言えませんが、若いうちであれば、早めに方向転換するのもwin-winだと思うのです。子どもたちに向かっては1年頑張ってもらわなければいけませんが、次の世界への明るい気持ちをもって、で。
結局それが人を大事にする組合的発想、とも思いませんか?
文責 長山
追伸
すると、自分もとっくに教員ではなかったかもなぁ\(_ _)
多くの学校では家庭訪問期間も終了でしょうか?
どんな話しをするかは、迎えるご家庭だけでなく伺う教員側も色々と考えてしまうものです。
で、最近は色々なネタで教授法等のサークルが活況を呈しています。本当に大入り満員のようですね。
ある小学校の先生の話し。
「TTで授業に入っていますが、ベテランの先生と今年の新採用さん、それは違います。新人君、どうしてそこでそうするかなぁ、というのも多い。途中で口を挟んでしまったこともあるけれど、流れを切ってしまって・・・。後で「あの場面はこうすればいいんだよ」って話す間も、そもそもそうならないために事前に授業の打ち合わせをするべきなのにその間もないのがもどかしい。」
「効率的」と言う名の下に「無駄」な時間を省いて・省いて来た結果、現場で授業のことも、家庭訪問のことも教えてもらえず、結局セミナーに通い教えてもらう・・・。
教育行政及び政治家の方々、理想の教育への邁進もいいですが、起きている、起こりうる歪みに目をつぶらないで欲しいです。
群馬から栃木に再就職された方からの相談です。太田支部では何ともしがたいですが・・・。
Q:「クラスで連絡用に使うホワイトボード、学年費で買う雰囲気ではなくて・・・結局自費なんです」
A:担任間で共通して取り組めれば学年費から購入、というのもできるかもしれませんね。しかし、例え学年共通行動としても無理の様子。管理職・教育委員会に働きかけられる人がいればいいですが・・・。
学年費と言うより学校予算で買えればいいのでしょうが、どこもけち…いや予算が厳しいようで。組合がないというのも痛手ですね。圧力団体ではありませんが、働きやすい環境整備として言うべきことを言える環境というのは大切ですね。
差し障りのない範囲で一部紹介
Q:「異動してきたら施設設備が古くて。例えば水道の蛇口がほとんど下向きで、上向きに変わるのが各箇所1個。生徒も水飲み渋滞。どこに相談していいのか・・・。」
A:基本的には管理職を通して教育委員会に、となるのでしょうが…。なかなか言い出せなかったり、取り合ってもらえなかったり、忙しさの中でとりくむ機会がなかったり・・・。
まわりの先生に声をかけて賛同者を増やしたり、事務の先生に相談したり、職員の学校評価アンケートや企画運営委員会での「学年から」を活用したり、なども考えられます。
また、ちょっと趣旨は違うかもしれませんが「労働安全衛生」の委員会を活用するのもどうでしょうか?職員が働きやすい環境整備、子どもたちも学びやすい環境整備のアイデアとして。
もちろん組合も「教育予算拡充要請」をしますので、こちらにも声を欠けてもらえば、校長から、組合(職員)から、各方面から同じ要望を出せば実現する可能性も高くなると思います。
県教組のホームページに、昨年度の再任用制度のあらましがアップされました。
今年の募集はまだでしょうけれど、大方昨年同様と思われますので、参考になると思います。
県教組のHPから資料室-組合関連検索-その他組合資料
で取れます。またしばらくの間はトップページからのリンクでたどり着けます。組合員さん限定でダウンロードできますので、やり方の分からない方は太田支部か県教組へお問い合わせの程。
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