2011年9月 5日 (月)

議員さんとの懇談

先日、ある国会議員の方と呑みました。

教職員というと、政治的中立!選挙活動をするな!

と言う雰囲気ですが、国民としての活動は大切ですよね。選挙行ってますか?

で、その方も言ってました

「現場の声を発するのは、教職員がいちばん少ない。他の業界は色々な要望を挙げてくれるのに、教職員からの声ってほとんどないですね。業種別では最下位と言ってもいいのでは?」

もちろん、「教職員としての立場を利用しての選挙活動は禁止」ですし、教壇の上では政治的中立です。

でも、それに躊躇して骨抜きになってはダメですよ。現場を知っているからこそ、良い労働環境、教育環境実現のために、意見を言う態度も必要ですよね。

あ、でも呑みは、議員さんはある先生の教え子だったので、昔話に花が咲き、そんな話しだけでした…。せっかくの機会だったのに(*´Д`)=3ハァ・・・

                  文責 長山

2011年8月27日 (土)

災害復興ボランティア2陣 その1 (写真は県教組HPにて)

8月23日(火)   (参考:県教組HPはこちら)

 朝、遠野は雨が降っています。今日の作業は釜石。沿岸部の天気はどうでしょうか?

 7時50分に宿を出て、釜石のボランティアセンター(ボラセン)へは9時過ぎに着きました.。
 市、というだけあって、昨日よりもシステマチックです。範囲も大きく、ボランティアに訪れる人数も多いのでこうでないとやっていけないのでしょう。
 受付をします。昨日もそうでしたが、団体で行っているので事前に訪問日と人数を登録しています。
 今日の作業は「ガレキの分別」です。
 ボラセンで鉄板入り中敷きなどを借り、現場に向かいます。
 
作業場所は釜石市立唐丹小学校校庭。





 体育館、全部がボロボロです。つまり、体育館全体を津波が襲ったということです。
 体育館のすぐ隣には堤防。その堤防も海からは10m以上あります。自分だったら、のんきに堤防の上から眺めていたかもしれません。その堤防のさらに10m以上上まで津波が・・・。

 作業の注意を受けます。「地震が来たり、津波警報が出た場合はここからひたすら上に行ってください。車での避難は経路も長く、走っての方がいいです」

 ガレキの分別、と言っても今日の作業は「グラウンドの石拾い」でした。
 「津波に流されていない校庭のほとんどは仮設住宅が建てられ、子どもたちの遊び場がない。どうにかしてのびのび運動のできるグラウンドをつくりたい」
 石拾いなら得意です!毎年やってますから。

 ひたすら石拾いです。
 しかし、石で平らにした校庭で石拾いをしているような、終わりの見えないこの作業、他に15人くらいの方々も黙々と作業をしています。子どもたちの歓声を想像しながら。

 昼休み、子どもたちが逃げたという高台の神社の方へ行って見ました。
 地元の元お姉様とお話ができました。
 「まさか、こんな所まで来るとは」「2度目の波の恐ろしかったこと」「下の平らなところはみんな持って行かれた」

写真左の黒い屋根の家が、その方のおうちです。左に唐丹小の校舎が見えます。

午後の作業は、

石拾いです。

 終了時刻に近づくと、これでなかなかきれいになりました。
 ボランティアセンターに戻り、用具を返却。
 ボランティアセンターの窓には「ボランティア作業、お申し付けください」というポスターが。
 この後見る、大船渡や陸前高田でも感じたことだですが、まだまだやるべきことがたくさんあるのでは?なんて考えてしまいますが、ボランティアというのはひょっとしたら「ハチドリのひとしずく」なのかもしれません。
大きく派手なことではないけれど、数が集まり、時間をかけ、振り返ってみればいかに多くのことを成し遂げられているのか。
 今日の石拾いはまさにそんなことを象徴するような作業だったのかもしれません。


 今回のボランティアの帰りすがら、大船渡と陸前高田を通りました。

 筆舌に尽くしがたし。

 これだけ映像が伝えられる世の中になりましたが、テレビや写真からは分からないものがあります。
 はじめの頃は、においや様々なものが作り上げる空気感のようなものだったでしょう。
 5カ月経った今、においを感じることはなくても、うずたかく積み上げられた瓦礫の山の存在感、見上げるようなビルの上までも破壊し尽くされ、見渡す限り灰燼に帰しているようなスケール感。
 圧倒的です。

命の大切さ。自然の恵みと恐怖。不屈の精神。絆の尊さ。

今、我々教職員自身が何か大きなバトンを受け取った気がします。











おまけ
・作業後のお風呂と夕食は平泉のホテルで。中尊寺までほんの少し。
 でも浮かれている場合じゃないよ。すぐ帰ります。
・途中から、仙台発前橋行きの高速バスとほぼ併走。大型バスにお客は16人だそうで・・・。
 皆様、お疲れ様でした。たぶん、何よりも辛い作業はこの行き帰りのマイクロバスの座席に座っていたことかも…。

2011年8月10日 (水)

養育委員会要請行動

本日は「2012年教育予算要請行動」でした。太田からは代表4名が参加してきました。

要請文も県教委に渡しましたが、それ以外に現場の生の声を伝える場です。

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「生もの」ゆえ、雑多な意見かもしれませんが、管理職や市町村教育委員会を経ない現場の問題点を伝えられたかもしれません。

県の教育委員会としても、きっと他の団体ともこんな要請行動をするのでしょうけれど(先日は○○会とだったはず…)、きちんとした意見が言える団体として今後も県教組を中心にとり組んでいきます。

しかし、教育環境、みんなの職場環境のために頑張る我々、何の苦労もせず、ただそれを利用する人・・・。だんだん納得できなくなってきました・・・。

    文責 長山

PS これから岩手県に県内各地の先生方とボランティアに行ってきます。 byT

2011年7月28日 (木)

生活部 映画会報告 そして 要請行動

先日、ユナイテッドシネマにて組合員対象の無料映画会がありました。
 使える特典は使った方がいいし、汲々たる生活をするのではなく、年休なんかもつかってノンぶり過ごす日も必要ですよね。家族なんかとも一緒に。

 さて、色々と行事や大切なことが目白押しな日々ですが、ブログの欠点なんでしょうか、大切なことを載せておくためには更新を頻繁できない、でも更新しないとその他の情報が載らない…。どなたかうまい方法をご教授ください<(_ _)>

 ということで、とても大切なこと。

 8月に入ると県教委への要請行動があります。

 子どもの教育環境のため、我々の働く環境のため、色々なことを教育委員会に提案、要求していきます。昨日県の執行委員会で話し合いました。要請文の中身、色々考えられてますよ。これをつくるのも、各学校に配られた「要求づくりアンケート」の成果でもあります。
 まだ分会でまとめていないところはぜひ提出してください。

 そしてぜひ、この要請行動に来て、生の声を県教委に伝えましょう。

 詳しくは太田支部へ。

                      文責 長山

2011年6月18日 (土)

教育研究集会 第1次集会

本日、福島教育長を来賓に迎え、群馬県教育研究集会 第1次集会が行われました。
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講師は大阪大谷大学教授の桜井智恵子さんでした。
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「自己責任で全ての物事を解決しようとすることに無理があり、社会全体の問題としてとらえなければならない」「『自立』の意味の1つは"自分で出来ること"、そしてもう1つは"「やって」と頼めること"」「子どもの声を受け止める、ただひたすらに受け止める」

色々身につまされたり、うなずけたり、勇気をもらったりでした。

職員室で、国語の先生の机の上には源氏物語なんかがって、ちょっと先生が読んでいて、隣では社会の先生が歴史書から目を上げて・・・なんて、知的でゆとりある職員室って、いけないんでしょうかね?ね、政治家の皆様・・・。

    文責 長山

2011年6月15日 (水)

太田東高校へ講師として

 先日、太田東高校の「みらい学」の中で、働くことを学ぶ部分で太田の小学校の組合員の方が講師として行ってきました。

 毎年連合を通して頼まれているのですが、子どもたちにとって身近でありながら実態はよく知らない学校教職員の仕事、そしてそれを通しての「働く」ということ、伝えられたんではないかと思います。

 太田東高校からお礼の手紙、来ました。

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                 文責 長山

2011年6月13日 (月)

教育21 会議

昨日「教育21」の寄り合いに名古屋に行ってきました。

着いたときのお昼の味噌カツです。

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さて、「日教組」と言っても実は連合体。色々な立場の方がいます。

教育21は「子どもを中心に教育現場を考えていく」という趣旨の会議です。
なので群馬も自信を持っておすすめできる組合組織だと言えるんですけどねぇ。

帰るときのお昼のひつまぶしです。

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      文責 長山    注:食べてばかりだったわけではありません・・・(^_^;

2011年6月11日 (土)

人権・同和教育研究協議会定期総会記念講演

漢字ばかり並ぶタイトルですが・・・(^_^)

前橋刑務所・赤城少年院篤志面接委員の奥泉英夫さんのお話でした。
太田からは2名が参加してきました。

 似たような講演は生徒指導主事だったときに受けたこともありますが、逆に言えばそう言う役職にでもならないとなかなか聞くことのできないことですね。一般組合員の動員扱いにはなっていませんでしたが、こういうものは自己研修として活用したいですね。

 しかし何度聞いてもやはりためになりました。

 来週は県教研ですよ!高崎労使会館にて、桜井智恵子さんの講演です。詳しくはこちら

 それとその前は男女共同参画の講演会にも行ってきました。ひとりひとり、そして社会の「パラダイムシフト」が必要なんですよね。
 たしか日産の「shift the future」も、カルロス体勢登場当時、話題だったこのパラダイムシフトがもとかなぁなんて当時思った記憶があります。・・・・完全に脱線話題ですね(^_^;

           文責 長山

2011年6月10日 (金)

義務教育費国庫負担1/2復元へ 太田市議会に働きかけ

 先の市議選で、働く仲間の代表として私たちが推薦し、当選した久保田たかし市議を通して、義務教育費国庫負担金1/2復元に向けての意見書を太田市として国に提出してもらえるよう市議会に請願しました。

 久保田市議はすぐに市議会に提出してくれています。
 ありがたい話しです。

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 ちなみに太田では昨年9月にも太田市教組の要請により、当時の小林市議を通して提出し、採択されています。

 こんな風にみんなのために頑張っているんですけどねぇ・・・。

 ちなみに、「義務教育国庫負担金1/2復元」についてご存じない方がいれば・・・

 以前は義務教育の主に人件費の1/2は国が負担していたのですけれど、「地方の裁量を増やす」という名目の下、予算の数字あわせで国庫負担額が1/3に減らされてしまいました。

 当然県はヒイヒイですよね。教育予算とて一般財源からとなれば減らさざるを得ないし、減らさなければ他にしわ寄せが行くわけですから。
 でも県は採択しないんですよねぇ。なんでなんでしょ?県議会を見ると答えが分かるようでおもしろいみたいですよ。

 それにしても、義務教育には教育レベルのセーフティーネット・下支え的意味合いも強いです。国の指示の下というのも多いのですし、「口は出す、でも金は出さない」ではねぇ。

 久保田市議、ありがとうございました。

             文責 長山

定期総会

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本日定期総会でした。皆様お疲れ様です。
組合にも色々な年代がおり、色々な考えを持つ方がおり、
でも目指すところは皆同じ。
自分たちが豊かに暮らせる社会の実現。
我々の職場環境・子ども達の教育環境がよりよい方向に進めるようなとりくみ。
そんなのが確認できた会でした。
ドーナツも出たし。

しかし、もう少し早めに終わるよう頑張りましょう(^_^;

文責 長山

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